海を照らし続けたマリンランプが暮らしを照らす

 

半世紀年近くこの仕事をしていると、漁船で使われている電気の役割も時代とともに変化していることを実感します。

 

それに船で使われている船舶照明が人々の暮らしを照らすようになるなんて自分が考えたにも関わらず、何だか不思議な気分です。

 

 

 

船舶照明からマリンランプへ

 

 

ただ、昔から海の上を照らし続けてきた灯りは、なぜだか心を癒してくれるそんな灯りであることに間違いはありません。

 

 

 

昔は魚を集めるため海の上を照らした集魚灯が今は漁師の手元を照らす作業灯に

 

 

かつては、魚が光に反応して集まってくる習性を利用して集魚灯としていましたが、燃料の高騰や漁獲量の減少から、今では電力量の少ない電球やLED電球などに交換して漁師自身の手元を照らす作業灯になっています。

 

 

 

昨日の「晴れたなぁと思ったらいきなり雪が激しく降ってきたまったくおかしな天気」とは一変、今日は朝方までの雨もやみ風も弱くて穏やかな凪の日和となりました。
 
 
港の船はほとんどが出漁しています。
 
 
 

船のでんきやが現場で使う”照らし”

 

 

先日、船の機関場で一緒に仕事をしていた年配の職人さんに

 

「ちょっと、そこの“照らし”を取ってくれ!」

 

と言われて何気なくソレを渡したのですが、後で考えるとソレって普通は違う使い方をする言葉ですよね!?

 

昔からうちでは作業灯のことを“照らし”と呼んでいます。

 

普段から無頓着に使っていたのですが、今さらながら改めて本質をついている言葉だなぁ~と思いました。

 

へんなことに感心するな!と言われそうですが、もちろんその時は今風のLED作業灯を渡しました。。。

 

 

 

手提げを吊るして照らす!?

 

 

この写真は、テサゲライト。本来は船舶用のハンドライトとして製作されました。

 

 

 

 

楕円のハンドルとテサゲ専用ガードが、真鍮素材の重めの質感にやわらかみを与えてくれます。

 

 

先日テサゲライトの記事を読んでいただいたお客様から、「どうしても窓際で吊るして使いたい!」というご要望がありました。

 

 

テサゲライトは手で持ちやすくするために楕円形の取手をつけてありますが、それだと上から吊るしたき場合、重心が取りにくく傾いてしまいます。

 

 

そこで、またまたアイナットなるものをご用意して塗装を施しました。。。

 

 

 

どうでしょうか?これだと吊り下げるときに重心が取れて安定します。

 

 

ご質問のあったK様、テサゲライトに使えるアイナットは1/2インチです。市販されているものmm単位のものでは合いませんのでご注意ください!

 

 

 

マリンランプは暮らしを照らす「名脇役」になり得るのか?

 

 

 

家づくりの中の「光のデザイン」つまり照明のお話

 

 

船のでんきやも照明についてもっと勉強をと思って、いろいろな本や雑誌を読んでいます。

 

 

その中でお気に入りの某ハウスメーカーが家づくりのなかで照明の果たす役割について書いているので、皆さんの参考になればと思い抜粋します。

 

 

 

船のでんきや灯りについて考える~参考抜粋~

 

 

最近のハウスメーカーのほとんどが、家づくり全体を通じて住む人がやすらぎを感じられる落ち着いた空間を提案したいと考えているようです。

 

 

その中で照明や採光は、その目的を果たすためのひとつの要素。あくまでも「脇役」としてどうあるべきか……という視点が重要になってきます。

 

 

もちろん、「脇役」だからといって、手を抜いていいというわけではありません。

 

 

なぜなら、照明の善し悪しは、空間の居心地そのものを左右してしまうほど重要な存在だからです。

 

 

問題は、「主役」である住む人の暮らしをメインに据えたとき、その心地よさをどう引き立てられるか……

 

 

その答えを見つけるためには、さまざまな工夫が求められ、造作の埋め込む照明はもちろん、ダウンライト、ペンダントライト、ブラケットライトなど、全ての照明を、その家の空間に最適なかたちや角度を考え抜いて、丹念にデザインしています。

 

 

日東マリンランプ 暮らしを照らす

 

 

私たちが照明について強く意識するのは「明るさ」と「高さ」。

 

 

○○が目指す「心地よい空間」をイメージすると、天井付けの蛍光灯では光が強くなりすぎてしまいます。

 

 

 

空間を落ち着かせる光は「やわらかく、低く」が基本。

 

 

住む人の暮らしをそっと照らす。帰ってきたときにほっとする……そんなやさしい光の演出を意識しています。

 

 

また、照明は、点灯しているときだけをイメージしたデザインでは意味がありません。

 

 

自然光や隣室の灯りとの関係性を考えながら、点けたとき、消したとき、それぞれに生まれる陰影の美しさまでも計算に入れています。

 

 

日東マリンランプ 暮らしを照らす

 

 

こうした光に対する考え方のルーツは、日本の伝統的な空間づくりの中にあります。

 

 

電気による照明は、日本家屋の基本的なスタイルが完成してから、はるか後の時代に誕生したもの。

 

 

私たち日本人の暮らしは、元々、蝋燭や灯明の光とともにありました。

 

 

だから、伝統的な設計・デザインを下地に持つ○○の家には、蝋燭や灯明の光に近い、やわらかくて低い照明が心地よく調和するのです。

 

 

光をデザインする上で、もうひとつ重要なことがあります。

 

 

それは、空間それぞれの役割にあった光をつくること。

 

 

キッチン、リビング、寝室……それぞれの空間で生まれるシーンに相応しい光をつくり、明暗のコントラストをつけて暮らしを彩る。

 

 

日東マリンランプ 暮らしを照らす

 

 

日中は自然光だけで過ごせるように窓や障子を取り入れる。

 

 

こうした細やかな工夫の積み重ねが、日々のシーンの「名脇役」をデザインするコツなのです。

 

 

どうでしょうか?船のでんきやはとっても参考になりました。

 

 

船のでんきやから一言

 

 

マリンランプの灯りはあなたを一番美しく見せてくれるだけではなく、人生という航海を照らし続けてくれると信じて作っています。

 

 

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