マリンランプ歳時記2026寒露節気末候~蟋蟀在戸(きりぎりすと…
歳を重ねるたびに 夢を見ることをためらってしまう もう遅いのではないか 今さら何ができるのか それでも 秋の戸口に蟋蟀(こおろぎ)が寄る 小さな声で ただ懸命に今を生きている その声に耳をすませ…
歳を重ねるたびに 夢を見ることをためらってしまう もう遅いのではないか 今さら何ができるのか それでも 秋の戸口に蟋蟀(こおろぎ)が寄る 小さな声で ただ懸命に今を生きている その声に耳をすませ…
田の水が引かれ、稲穂が頭を垂れるころ。 実りの田んぼを秋の風が渡ってゆく。 六十余年、朝の光や夕暮れの海、 船の行き来を見つめながらここで暮らし、働き、 季節を越えてきた。 その店も役目を終えて…
あの日の大雨から二年が過ぎた。 すべてが終わったと思った場所で、 それでも僕はまだここにいる。 空は少しずつ秋の色になるけれど 失ったものは戻らない。 折れた翼もすぐには治らない。  …
少し冷たくなった雨の夜 これからを思うほど 胸の奥が静かに痛み 眠れずにいた それでも朝は来る 「おはよう」と笑う君を見て 不安だった未来が ほんの少し やわらいだ 愛し方も 生き方も きっと二…
先日の雨から少しずつ朝夕が涼しくなってきました ようやく暑すぎた夏もおわるのかな~? あんなに燃えていた夏の陽が 朝の草むらに小さな光を置いていく 揺れる稲穂の波間に 遠い日の笑い声が蘇る 水…
秋を待ち焦がれる心に まだ夏の光が残っている 夕暮れの海は 夏の名残を波に溶かし 静かに季節を渡してゆく 散りゆく花びらのように 出逢いも時も変わってゆくけれど 共に笑った日々も 流した涙も 今と…