マリンランプ1号と2号フランジの違いと、知っておきたい照明の単位ルーメンとワットの違いについて
マリンランプ1号と2号フランジの違いは何!?
ってよく質問をされます。
使用できる電球とガラスグローブが違う!
ガードの大きさが違ってくるんです!
上の画像と下の画像を参照してくださればおわかりかと思いますが、使用する電球のワット数によって、ガラスグローブの長さとそれによって真鍮のガードも違ってくるんです。
1号は、白熱電球で60Wまで(40W相当蛍光ボール球付属)。全体の長さ183mm。
2号は、白熱電球で100Wまで(60W相当蛍光ボール球付属)。全体の長さ210mm。
ただし、取付寸法や配線に関しては、両方とも同じですので以上の点に注意してください!
フランジゴールドの仕様の違い
【色の変化】
ゴールドタイプは素材の風合をお楽しみいただきたいため、コーティング処理を施しておりません。月日とともに色合いが変化し、特に屋外ですとその度合いが早くなります。また、雨などが器具に伝わり設置部周辺に色がつく場合がありますのであらかじめご了承ください。
知っておきたい照明の明るさを表す単位ルーメン
これもよくある質問なのですが、お客様からマリンランプに取付ける電球の明るさのことを聞かれます。
“船のでんきや”では、お答えするのに今までと同じようにわかりやすいように良くワット(W)を使うのですが、最近では照明器具の多くがルーメン(lm)表記を採用しています。
ルーメン(lm)とは明るさを示す単位の1つです。明るさを示す単位にはおなじみのワット(W)もあり、「2人は兄弟」というぐらいに似たようなものといえます。
しかし、現在では照明器具の多くがルーメン表記を採用しています。それはなぜかというと、白熱電球に変わってLED電球など少ない消費電力で強い明るさを出すことのできる照明器具が台頭してきたことにより、新しい単位を用いる必要が出てきたためです。
そもそもワットとは、明るさではなく消費電力を表す単位でした。そのため白熱電球の性能を示すにはぴったりだったのですが、LEDの性能を表示するには不便だったのですね。
今回はルーメンという明るさの単位について勉強しました!ルーメンが具体的に何を表しているのかを知ることで、照明選びに迷うこともなくなるかもしれません。
LED照明に書かれているルーメン(lm)について
現在市販されているLED照明のほとんどはワット(W)ではなくルーメン(lm)という単位で表記されています。この単位の違いは「ワットは、どの程度の明るさか」と覚えている人にとっては非常にわかりにくいことでしょう。
ではルーメンという単位、いったい何を表している単位なのでしょうか。
ルーメンは光の明るさ、量を表す単位です
ルーメンは照明器具が白熱電球から蛍光灯へ移り変わりだしたころに使われるようになった明るさの単位です。
より正確に答えるなら、照明器具の光の「量」のことをルーメンとして表しています。
簡単にいうと、ルーメンが大きい照明器具を使えば、いくつも照明器具を買わなくてもその場を明るくできるイメージです。
ルーメンは「光束」を表します
「光束(こうそく)」とは、光源から放たれる光が放射状に伸び、その無数の「線」が集まった集合体のことを指します。
この光の線が寄り集まった「光の束」の量を測定したものがルーメンと呼ばれているのです。
ワット(W)に関する誤解。実は明るさを表す単位ではありません!
白熱電球によく使われるこのワット(W)という単位ですが、実はもともと光の明るさを示す単位ではありません。その正体は「消費電力」を示す単位です。
白熱電球は消費電力と明るさの間に対応関係があったため、光の明るさとしても単位が使われてきました。
しかし、白熱電球より消費電力が少ない蛍光灯やLED照明でこのワットを表示させると、数W~数十Wという小さな数字でしか表記されなくなります。
白熱電球の大きなワット数で慣れてしまった人にとってはどれを選ぶか迷ってしまうために、ルーメンという単位が使われるようになったのです。
ワット数が小さいからといって明るくないわけではありません
ワットという単位は明るさの比較対象として用いられますが、多様な照明が登場した今、大きければ大きいほど明るいとは言いきれません。
消費電力を抑えながら白熱電球に負けず劣らずの明るさを持つ蛍光灯・LED照明は、同じ明るさでもワット数は白熱電球より低くなります。
そうなると、蛍光灯やLED照明などの明るさをより正確に把握するためには別の単位を考える必要が出てきました。
すると本来は明るさの単位ではない「ワット」ではなく、明るさの実態に近いルーメンという単位で示したほうが正確かつ比較できる形で明るさを把握できるというわけです。
今はルーメンという単位が主流です
1970年代後半から蛍光灯が普及し始めましたが、その際は白熱電球と明るさを比較しやすいよう、蛍光灯にも「〇〇W相当」という表記が使われてきました。
しかし30年後、2000年代後半になると、さらに消費電力を少なくしつつ明るさを維持した「LED照明」が、家庭にも普及し始めたのです。
LED照明は蛍光灯の弱点だった「付け消しで寿命が短くなる」という点を克服しているため、白熱電球に取って代わる存在になりました。
それに伴い、ワットは「白熱電球を基準に明るさを示す単位」としての役目を終えることとなります。
2011年7月からは照明器具の規格を定める「日本電球工業会」の主導によって、LED照明の明るさの表記はルーメン(lm)で統一されることになりました。
しかしワット数でどの程度の明るさかを覚えていた人にとっては、LED照明の明るさがどれくらいになるのか予想がつかないという人もいらっしゃいます。
そこで次のようにまとめた表をご覧ください。
白熱電球と同じ明るさって何ルーメン?
白熱電球のワット数が大体何ルーメンにあたるのかを以下にまとめてみました。
白熱電球のワット数 同程度のルーメン
60W 810lm以上
40W 485lm以上
30W 325lm以上
20W 170lm以上
お住まいの照明を白熱電球からLED照明に変える際は、上の対応表を参考にして購入するべき照明の明るさを選んでみてはいかがでしょうか?(^_-)-☆
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