起舟祭にマリンランプに付いてる船舶耐震電球について語ろう!

舟を起こすって事は、電気も越こすって事!?

 

『起舟』は、「舟を起こす」の文字通り漁師の仕事始めに当たります。

 

そんな日の前に漁師のお客様が、船で使う電球を買いに来ました。

 

ちょっと専門的になりますが、本来漁船は基本的にエンジンや計器類の多くは直流24V電圧の仕様になっています。

 

それだけでは操業するのに不便で仕方がないので、エンジンの回転を利用して発電機を回して、一般家庭と同じ交流100Vの電気や工場なんかで使われている200Vの電気を起こしているのです。

 

 

だから船舶用にも、一般の家庭でも使える電球があるのです。

 

 

 

そもそも耐振電球って何?

 

主に船や工場など、衝撃や振動の激しくて電圧が不安定なところで使われる電球です。厳しい環境に耐えられるようなタフさが売りの電球ですが、今回は船舶用耐震電球のフィラメントの魅力に注目してみました。

 

 

星座のような記号のようなフィラメント

 

 

船舶耐震電球は、7点で支えられたフィラメントのカタチが特徴的な電球です。 タフな性能を実現するためのつくりが機能美となっています。

 

 

「フィラメント」とは白熱電球の命でもある光るパーツのことです。発明家エジソンがフィラメントに日本の竹を使って耐久時間を伸ばした事は有名ですね。

 

 

通常の白熱電球は2点でこのフィラメントを支えていますが、耐振電球は支えが7点もあります。

 

 

振動に強くするためのつくりですが、7つの点を線で結んだ形状が星座のようでもあり、見方によっては記号にも見えて眺めていて飽きません!まさに機能美ですね。

 

 

日東マリンランプ 船舶耐震電球

 

 

小さな灯りに宇宙を感じるなんて… 何ともロマンチックな電球です。

 

 

味わうラインナップ

 

 

なにしろフィラメントが売りですからまぶしいと思うのでは、もったいない。。。

 

 

一般の家庭でも使える100VE26口金のラインナップは、20Wから100Wまであります。

 

 

マリンランプスタンドやテサゲライト用には、調光器を通して光が変わっていく様子を味わう… なんて使い方をしていただきたいと思って20Wタイプを使用しています!

 

 

 

 

少し暗いかも…と思われるかもしれませんが、普通の電球よりフィラメント数が多いので明るく感じられます。

 

 

もちろん普通の電球と変わらず、自宅やお店でも使えますので、電球が目立ちやすいシェードや、ソケット型のペンダントライトなどの、シンプルな照明器具に合わせてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

船舶照明との相性ばっちり!

 

 

おすすめしたいのが、直付けタイプの「マリンランプ」との組合せ。

 

 

一般的な電球は熱がこもる事で電球が切れてしまうこともありますが、こちらの耐振電球は前述のとおりタフな奴。密閉された照明器具にも強いのです。

 

 

もちろんマリンランプと相性の良いLED電球もあるのですが、場所や目的に合わせた使い方も良いのでは?と思います。

 

 

その際60Wタイプはぎりぎり適合電球サイズ内のため、少し窮屈に感じられるかもしれませんから、ひと回り小さい40Wタイプをオススメします。

 

 

素敵な照明器具を揃えたら、次は語れる電球を!

 

 

 

 

 

能登半島輪島の起舟祭

 

 

「起舟祭」を旧暦の2月11日に行う地域もありますが、輪島では毎年1月11日に豊漁と安全操業を祝う神事が行われています。

 

 

早朝から船のでんきやのある輪島崎町の漁師は、輪島前神社(わじまざきじんじゃ)へそれぞれお祓いを受けに行きます。

 

 

まだ暗い午前5時に月明りのもと裃姿の漁師たちが次々と訪れます。

 

 

漁師たちは神前で一礼し、子どもたちからお神酒や御供米の振る舞いを受けたあと、舟が係留してある港まで無言で歩きます。

 

 

神様にあいさつするまで誰とも口をきかないという習わしがあり、仲間とすれ違っても挨拶を交わしません。

 

 

漁師たちは船の前に到着すると拍手を打って、1年の漁の安全と豊漁を願います。

 

 

日東マリンランプ 漁師町の伝統

 

この日、漁師の各家では床の間に紅白の鏡餅、お神酒、ふぐや鯛などを供えるといわれていますが、漁師の数も減って昔ながらの伝統を引き継いでいる家も少なくなってきています。

 

 

漁師町に訪れる変化!?

 

 

昔からそれぞれの職業には、それぞれの決まりごとや言い伝えがあります。

 

 

この町の漁師にも「起舟祭」が終わるまでは、天候がよく海が穏やかな日でも漁に出ないという言い伝えがありました。

 

 

しかしながら今では、温暖化の影響や漁師を取り巻く環境の変化などでそんな悠長なことも言っておられず1月4日の午前0時をもって出漁しても良いという取決めになっています。

 

 

漁師は特にその言い伝えを絶やすことなく守り続けているように思われていますが、仕方が無いとは言えここ数年の“変化”には、多少の寂しさも感じます。

 

 

令和になって初の今年の「起舟祭」。朝から穏やかに晴れた良い天気だったのに午後からは急に大粒の雨。。。

 

 

はてさて、これからの漁師を取り巻く環境はどう変化していくのか?

 

 

「船のでんきや」はどう対応していけば良いのか?

 

 

これからの仕事について、心してかからねば・・・と思った日になりました。

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