2020立冬節気 海洋灯(まりんらんぷ)歳時記

ここのところ季節外れの温かい日が何日か続いたと思えば昨日は激しい風と雨!
 
今日は平年なみに戻るという、まさにいつもと違う秋から冬の季節の変化をマリンランプがご縁で繋がった3行短文で買いていきます。
 
3行短文
とは、3行4文字または4音4節の定型短文(詩?)のことです。

 

 

山茶始開(つばきはじめてひらく)11月7日頃

 
 
今年のはじめコロナ騒ぎがはじまった頃は、自分にはまったく関係が無いと思っていた船のでんきや

 

 

冬の味覚カニ漁解禁で、静かな港は活気づくのか?

 
 
 

ところが日が経ってくると、大変な事に気がついた。魚が売れない!というお客の漁師さん。
 
コロナの影響で得意先の料亭や飲食店に人が来ないというのだ。
 
せっかく漁ってきた魚がセリにかけられても、仲買人がいない。。。二束三文で大事な魚が売り買いされていく。 
 
漁師に不安が広がる。漁師が先行きに不安を感じると船への設備投資が減る。
 
船の設備投資が減ると船のでんきやが困る。まったくの負の連鎖だ!
 
あの活気があった港もだんだん威勢のいい声も聴かれなくなり、人の往来も減って静かな港になってしまっている。

 

 
かに漁解禁の朝【3行短文】

 
朝一 の仕事 呼び出し 無事終え
 
カニ漁 解禁 の船に 思いを
 
巡らす 静かな 立冬 の港

 

 

おかげさまで、カニは大漁!

 
静かだった港も活気づき、ほっと胸をなでおろしています。

 

 

山茶始開(つばきはじめてひらく)

 
山茶花(さざんか)の花が咲き始める頃。
 
椿と混同されがちですが、先駆けて咲くのは山茶花です。

 

 

 

地始凍(ちはじめてこおる)11月12日頃

 
 
好奇心旺盛な船のでんきや。この歳になっても流行りのものになぜか気をとられてしまいます。

 

 

映画「鬼滅の刃」を見てきました!

 

もちろん原作の漫画も全巻とはいきませんが、ほとんど読んでいます!

 
不覚にも最期の煉獄さんの言葉に思わず目頭が熱くなってしまいました。。。

 

日東マリンランプ 2020立冬

 
 

鬼滅のドライバー【3行短文】

 
この時期 になると 荒海 頻繁
 
しばしの 凪でも 船だす 漁師
 
出漁 するのを 待っては くれない

 

 
修理の 判断 間違え られない
 
さあ 全 集中 でんきや の呼吸  
 
悪いの ここだと 見つけた 時には

 

 
ついつい 観てきた 映画の ヒーロー
 
真似して 誰にも 悟られ ずガッツ
 
ポーズが 密かな 楽しみ なんです

 

 
日東マリンランプ 2020立冬

 

 

地始凍(ちはじめてこおる)

 

大地が凍り始める頃。
 
サクサクと霜柱を踏みしめて歩くのが楽しみな時期です。

 

 

 

金盞香(きんせんかさく)11月17日頃

 
 
最後は、いつもは全く頭の上がらない嫁に面と向かっては言えない感謝の言葉。

 

 

紅葉狩りの途中でふと思った大切なこと

 
 

コロナ禍の中、旅行の好きな彼女は、なかなか遠出ができないことに少しストレスを抱えている。
 
「紅葉がきれいなんだって○○寺、行こうよ!」そう言って彼女は、無精者の自分を近くのお寺まで連れ出してくれた。

 
知り合ってから三十年以上経つかもしれない。
 
思えば自分が生まれてきて一人でいるより一緒にいる時間が長くなっている。
 
「あんたのこと、誰よりも私が一番知ってるのよ!」
 
それはそれで怖いけれど、今は「それでもいいか・・・」とふと思う。

 

 

日東マリンランプ 2020立冬

 
こいぶみ【3行短文】

 
彼女 の後ろ 姿を まじまじ 
 
見たのは はじめて なのかも しれない 
 
紅葉も 引き立て 役にし か過ぎず

 

 
金盞香(きんせんかさく

 

水仙が咲き芳香を放つ頃。

 
「金盞」は金の盃のことで、水仙の黄色い冠を見立てています。

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