マリンランプ歳時記2026雨水節気初候~土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)

渡せなかったセーターの
一目一目を 指先で解(ほど)いていく
それは あなたと過ごした時間を
逆さまに辿る 静かな作業
傷ついたレコードが 同じ場所で震え
「サヨナラ」を繰り返す 独りきりの部屋
都会の灯りが あなたを遠くへ連れ去り
私の愛は 行き場を失くして木枯らしになった
窓の外は雪が雨へと姿を変え
凍てついていた空気が しっとりと緩みだす
「土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)」
暦はそう告げて 大地を濡らしていくけれど
私の心はまだ 解いた糸の山に埋もれたまま
せめて この春の雨に打たれたい
頬を伝うのが 涙なのか雨なのか
誰にも悟られないように
冷たい雪が 温かな雫に変わるその隙間に
私の悲しみも 一緒に溶かしてしまいたい
ふと 部屋に灯した小粋なランプの 柔らかな光
その小さな空間だけが 今の私を許してくれる
土の下で 眠っていた命が脈打ち始めるように
この痛みもいつか 春を待つ力に変わるだろうか
今はまだ 解けた糸を丸めながら
雨の音に 耳を澄ませている
春一番が 心の雪をさらっていく その日まで…
マリンランプは復興の灯り
千年に一度と言われている大地震に遭い心が折れかけましたが、
皆様の温かいメールや応援のおかげで心機一転また頑張ろう!
と思っていた矢先に今度は百年に一度と言われている大雨の被害を受けました。
今度はさすがに心は折れると言うより、砕けてしまいました。
それでもマリンランプを購入してくださるお客様や
マリンランプの設置画像等を送っていただける方がいらっしゃいます!
そんな方々にどうにかしてして、感謝を伝えたい!
マリンランプがどこかで光っている限りフネノデンキヤも頑張らなくてはと思い、
復興までの道のりを31の文字にして季節の移ろいを感じながら
マリンランプの設置例とともに綴っていこうと決めました。
お目汚しですが、一読していただければ幸いです。
マリンランプ 31文字の歌
すみてらす
らんぷのあかり
むねにだき
つちのしたなる
こどうをまてり

雨水(うすい)
二十四節気は立春から始まりますが、雨水は立春に次いで2番目に登場する春の節気です。
雨水に入ると、それまで雪が降っていたものが雨に変わり、雨の冷たさも心なし薄れていきます。
雪から雨の季節に変わることが、「雨水(うすい)」という名称の由来だと分かります。
そして、春を知らせる自然現象である春一番が観測されるのも雨水の頃。
深く積もった雪もとけ始め、雪解け水が田畑をうるおしていきます。
田畑に雪解け水がいきわたるため、雨水は農家では次のシーズンに向けて農作業の準備を始める目安とされてきました。
ですが、2月下旬といえば、まだまだ灰色の雲から雪がちらつく季節というほうが、日本の気候としてはピンときます。
二十四節気は、中国で生まれた区分なので、日本の季節感と少々ずれてしまうところがあります。
土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)
2月19日から2月23日ごろは、冷たい雪が暖かい春の雨に変わり大地をうるおす時期です。
寒さも緩みだし、冬ごもりをしていた動物たちもそろそろ目を覚ましだします。
春に向けて、寒い日と暖かい日が交互に続く「三寒四温」という言葉がぴったりな時期にさしかかります。
本日のオマケ
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