マリンランプを浴室で使いたいというお客様、ちょっとした注意が必要です!
マリンランプは防水性があるので、洗面所やキッチンなどの水気のある場所や、玄関などの外部空間でも活躍してくれます。
マリンランプは、バスルームでも使用可能ですか?
よく質問されるのですが、一般的な回答としては
「万が一ガラスが割れた際に素足で怪我をする恐れがありますので、浴室でのご使用はお避けください。」です。
ただ本音を言いますと、以下の注意点を守っていただければ使用は可能なのですが。。。
マリンランプをバスルームで使う場合の注意点
1.ガラス内部の結露の問題
お風呂場自体非常に湿気が多い空間ですので、密閉型照明器具特有の症状でありますガラス内部の結露がおこると思います。
そのため、ガラス内部を拭いていただく等の定期的なメンテナンスをしていただくことが欠かせません。
2.色落ちの問題
真鍮色のマリンランプ=ゴールドタイプを使用した場合は、素材にコーティング等の防食処理がしておりませんので、色合いが変化が徐々にあらわれていきます。
その過程で湿気の多い風呂場ですので器具から伝わった水滴などで月日の積み重ねにより,壁面に色をつけてしまう可能性があります。(メッキ処理を施したシルバータイプならその心配は軽減されます。)
3.パッキン付属のマリンランプを選ぶ
浴室に使いたいと質問されるのはNEWデッキ・ゼロデッキシリーズなどが多いので、ここではマルガタやカメガタと言った特殊タイプを除くデッキライトシリーズに絞って説明させていただきます。
デッキライトシリーズの歴史
マリンランプはもともと船舶照明なので防水仕様に作られています。雰囲気的に水場にも合いますからね。
元々船舶照明器具の1号デッキは船でしか使わないと考えていたので、取付けの底の部分にはパッキンが付いていないのです。
家庭用にも使うことをことを念頭においてつくられたNEWデッキやゼロデッキからパッキンを標準装備にしています。
ただし、ウッドデッキなどに「上向き」に設置する場合は今まで紹介してきたマリンランプは防水機能的に推奨していません。
その後の2号デッキ以降に開発されたものは使用可能に改良してあります。
横向き下向きなら今までのものでも耐水性がありますが、詳しいことはメーカーの施工要項書 を確認してください。
上記の3つの注意点を念頭において、怪我などの問題が起きた場合の責任を自己責任として解決していただければ問題ありません。
以下に船のでんきやなりに浴室での照明器具について勉強したことを書きます、読んでいただければ幸いです。
浴室での照明についての問題点
バスルームは浴槽やシャワーでお湯を使うため、他の部屋とは違った環境となっています。
そのため照明を取り付ける際、いくつか注意しなくてはいけないことがあります。
しっかりと注意事項を守らないと、照明器具を破損させたり、電球の寿命を縮めたり、思わぬ事故に繋がる可能性があります。必ず守るようにしましょう。
防湿型のものを選ぶ
バスルームではお湯を使うため必然的に湿度が高くなっています。
そのため内部に水が入らないようにするために防湿型の照明器具を設置する必要があります。
防湿型の照明は、基本的にカバーと土台部分の間にゴムパッキンが取り付けられており、蒸気がカバー内部に入ってくるのを防いでくれます。
ワット数に注意!
ワット数も注意が必要です。最大許容ワット数を超えた電球を使用すると、電球が壊れてしまったり、カバーが変色したり、溶けてしまう可能性があります。
浴室灯は湿気が入り込まないように密閉しているぶん、熱がこもりやすいため注意が必要です。
密閉型のLED電球を選ぶ
LEDは白熱電球や蛍光灯とは異なり熱くならないという特徴を持っていますが、内部ではしっかりと発熱しています。
またLEDは熱に弱いため、密閉された状態だとこもった熱にやられて、劣化してしまう恐れがあります。
バスルームでは必ず密閉型のLEDを選ぶようにしましょう。
密閉型LEDは放熱処理ができるように設計されているため、密閉した空間でも使うことができます。
まとめ
いかがでしたか。浴室は他の部屋とは違った特殊な環境です。
そのため防湿型の照明器具を設置しなくてはいけなかったり、最大許容ワット数に気を配りながら密閉型のLEDを取り付けなくてはいけなかったりと、いくつか注意が必要です。
浴室灯をLEDに交換したい場合は、必ずお近くの電気工事会社に依頼してください。
LEDに交換するためには専門の資格が必要で、素人が行うと思わぬ事故に繋がる可能性があります。
浴室に取り付けられる照明器具は丸型照明と角型照明だけではありません。
ダウンライトやライン照明、間接照明などを設置することもできます。
またなるべく安く照明演出を楽しみたい方には、バスライトというものがあります。
浴室灯は生活する上で欠かせない照明器具です。
しっかりと注意事項を守った上で、自分なりのこだわりある空間を作ってみましょう。
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